1.災害等に備えて
(1)家庭での備え
地震など大災害による被害を最小限に食い止めるためには、日頃から家族で災害に対する心構えについて考え、冷静な防災行動力を身に付けることが大切です。
- 家の中や周囲の安全を確認しましょう。
- 家庭で、避難所や避難方法、連絡方法などを確認しましょう。東京都・警視庁・消防庁・各自治体のHP等に、災害に対する情報が多数掲載されています。
- 地域の防災訓練などに参加し、協力し合える体制を作ったり、自主防災組織や防災対策、物資の備蓄状況等を確認したりしましょう。
(2)学校からのお願い
- 3日分の予備薬、注入物、アレルギー対応食を準備してください。
- 学校からの情報提供を確認できるようにしておいてください。
- 防災頭巾の準備と携帯をお願いします。
- 災害時における児童・生徒の引き取り方法について、御家庭で確認をしておいてください。9月には総合防災訓練(引き渡し訓練)を実施し、引渡し方法を確認します。
(3)災害時の対応(在校時)
- 災害時には、授業等の活動については中断し、安全確保を第一に体制を組み直します。以降の学校・スクールバスの対応、保護者の対応に従って行動してください。
- 学校は「児童・生徒の避難所」「小平市の二次避難所」「帰宅者支援ステーション」となります。
(4)災害時の対応(訪問学級)
- 災害時には授業を中止し、保護者へ児童・生徒を引き渡し、御家庭での安全が確認されたら教員は学校へ戻ります。避難が必要な場合は、保護者に協力して、地域の一次避難場所等に避難し安全を確保します。安全が確認されたら、教員は学校へ戻ります。
- 整育園、その他訪問病院施設等においては、当該場所での避難誘導等に従い行動します。
- スクーリング時は、通学生に準じた対応をとります。原則保護者付添いのため、保護者に引き渡し、安全を確認の上で、下校の措置をとります。
(5)災害時の対応(校外学習等)
- 校外活動中に大震災が発災した場合は、最寄の一時(いっとき)集合場所、避難所に避難し、児童・生徒の安全を確保します。安全確保ができ次第、学校に状況などの報告をします。
- 校外学習の計画段階から、防災マップなどをもとに避難所の所在地について確認をします。
- 校外学習中は、行程上の防災マップ等を携帯し、地震発生時に直ちに避難できるようにします。
(6)災害時・Jアラートの緊急情報に対するスクールバスの運行などについて
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学校・スクールバス(SB)の対応 |
保護者の対応 |
登校途中 |
【運行が可能な場合】
- 学校に状況を報告の上、スクールバスを運行して学校に向かいます。地震発生以降の児童・生徒の追加乗車はしません。
【運行が不可能な場合】(学校と連絡がつかない場合を含む)
- SBは児童・生徒の安全を確保しながら、その場に待機します。
- 学校は教職員を応援に出し、対応及び情報収集を行います。教職員と乗務員は、周りの状況等を判断して学校またはSB待機場所近くの安全な場所(避難所等)に児童・生徒を避難させます。
- 教職員がバス停車場所へ到着する前に警察や消防の誘導が始まった場合は、その指示に従います。
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- 学校からの情報に基づいて、お子様の引き取りなどをお願いいたします。
- 一人通学の児童・生徒は、安全を第一に考え保護者の判断で行動します。
- スクールバスは、二次災害防止のため、追加乗車はしません。
- 登校前にJアラートの緊急情報を受けた場合は解除されるまで自宅待機してください。
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在校中 |
- 地震の災害時(震度5強以上)・Jアラート発令中は、スクールバスを運行しません。
- 震度5弱以下でも、安全が確認できない場合は運行しません。
- スクールバス運行の情報について、マチコミメール等で随時情報をお知らせしていきます。
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- 学校からの情報に基づいて、学校へ向かい、お子様の引き取りなどをお願いいたします。
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下校途中 |
【運行が可能な場合】
- 学校に状況を報告の上、スクールバスを運行して最終バス停に向かいます。
- 引き渡しが完了した場合は、学校に報告します。
- お迎えが遅れるなど児童・生徒を引き渡せない場合は、スクールバスは学校に戻ります。
【運行が不可能な場合】
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- 学校からの情報に基づいて、お子様の引き取りなどをお願いいたします。
- スクールバス運行可能な場合は、到達予定時刻を過ぎても、バスが到着するまでそのままバス停でお待ちください。コースに沿って移動しないようにお願いします。
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一人通学、保護者送迎の場合
【一人通学の児童・生徒の対応】
- 登下校途中の場合は、保護者および当該児童・生徒本人と連絡をとって状況を確認します。
【保護者が送迎する場合】
- 安全を第一に考え、保護者の判断で対応してください。自家用車での送迎は、災害発生時に場所を特定できず、学校からの応援は難しいことが予想されます。保護者だけで対応が難しい状況では、近くの人に応援依頼等をしてください。
2.災害時の予備薬、注入物、アレルギー対応食について
在校時、または登下校時に大きな地震等の災害が起きた場合、児童・生徒を保護者に引き渡すまでの間、学校保護となります。そこで、3日分の予備薬、注入物及び注入グッズ、アレルギー対応防災食の御用意をお願いしています。
(1)【災害時予備薬】全員対象
- 「災害発生時用の薬カード」に必要事項を記入をお願いします。
- 「災害発生時用の薬カード」と薬(3日分)をケースに入れ、学校用のかばんに入れ、常に携帯します。
- 内服薬がない場合には「災害発生時用の薬カード」に、定時薬の服用「なし」に○を付けてかばんのポケットに入れてください。
- 定期的な点検や薬の交換等を保護者におこなっていただきます。
- 年度途中で薬の内容変更や薬の使用期限切れの際は、新しい薬と交換してください。(毎月点検を行い、必要に応じて家庭に連絡をします)。
- 薬の内容に変更があった場合には、定時薬変更届またはお薬手帳の写しを、担任を通して保健室(養護教諭)まで提出してください。
(2)【災害時用注入物】対象者のみ
- 注入物及び注入グッズを3食×3日分、御用意ください。
- 24時間分の「災害時注入スケジュール表」の記入をお願いします。
- スケジュール表と注入物は、必要な物品とともに個人のロッカーに保管します。
- 御家庭でのみ注入している児童・生徒も対象です。
- 長期休業前に持ち帰り、消費期限などを確認してください。
(3)【災害時用備蓄食料 アレルギー対応食】対象者のみ
- 対象は、アレルギー対応プランを作成している児童・生徒です。
- 学校に配備されている災害時用備蓄食糧の原材料資料をお配りし、御家庭でアレルゲンの確認をお願いします。
- 朝・昼・晩、どれか1つの食料にアレルゲンがある場合も、喫食は避けます。
<備蓄食料の原材料にアレルゲンが含まれていた場合>
- 3食×3日間分の災害時用食料を御家庭で御用意ください。
- 朝・昼・晩、どれか1つの食料にアレルゲンがある場合も、3食×3日分を御用意ください。災害時に取り違えなどの事故を起こさないための方策です。
- アレルギー対応食料は個人ロッカーで保管します。
- 長期休業前に持ち帰り、消費期限を確認してください。
3.緊急時の連絡方法について
本校では、下記表にある複数の連絡手段を用いて、情報を発信しています。保護者の皆様も、ぜひ
複数の受信手段を用いて情報得ることができるよう、日頃より御協力をお願いします。
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マチコミメール |
災害用伝言ダイヤル |
学校ホームページ |
電話(個別対応) |
休校等 |
○ |
× |
〇 |
× |
災害時 |
○ |
○ |
○ |
△ |
SB遅延等 |
△ |
× |
× |
〇 |
【台風・大雪・Jアラートに伴う対応について】
台風や大雪、Jアラートの発令などにより、登下校時の安全に支障が予想される場合、臨時休校や、始業時刻の変更、下校時刻の変更などの対応をとります。
臨時休校や、始業時刻を変更する場合は、午前6時の段階で学校長が判断し、
午前6時30分ごろ、マチコミメールにてお知らせするとともに、ホームページに掲載いたします。マチコミメール未登録の御家庭へは個別に電話連絡いたします。
臨時休校の場合、訪問学級を含め全ての授業を中止とします。
4.防災頭巾の携帯のお願い
災害時、転倒物や落下物からの児童・生徒の頭部を保護するため、防災頭巾を携帯するよう御協力をお願いします。
(1)携帯の方法
- 車いすのポケットや鞄の中へ入れ、常時携帯する。(毎日、持ち帰る)。
- 車いすを使用していない児童・生徒は、学習教室の椅子に携帯し、移動時・特別教室での学習時は、各教室に配布されているヘルメットを着用して対応する。
(2)防災頭巾について
- 特に学校で指定するものはありません。児童・生徒に合った使いやすいものを御準備ください。
- サイズを確認していただき、小さくなっている場合は、新しいもの準備してください。
- 折りたたみヘルメットでも可能ですが、かぶりにくく、落ちやすい場合がありますので、身体に合うか十分御検討ください。
(3)その他
- 火災時用にマスクを1枚防災頭巾とセットで用意してください。
- 災害はいつ起こるか分かりませんので、早めの携帯をお願いいたします。